ビジネスの場では、よく、
「コミュニケーション能力」
が重視されたりしますよね。
 
もちろん、仕事をする以上、何人かの人間が同じ空間を共にするわけなので、
コミュニケーション能力は低いよりも高い方が良いのは確かです。
 
しかし、どうもこの
「コミュニケーション」
という言葉をフックにして、相手を蹴落としたいだけの人も、中には居るようです。
 
たとえば、よく部下を相手取って
 
 
・お前の説明は回りくどい
・お前は相手の気持ちを汲み取れて居ない
・なんであの時言ったことがわからないんだ!

 
 
とか言っちゃう人ですね。
これが少し飛び火すると、
 
「お前は相手の気持ちをわかっていない」
  
では飽き足らず、
 
 
「お前はみんなの気持ちをわかっていない」
 
とか飛躍して言っちゃう人も、中には居るみたいです。
 
 
 
 
 
こういうことを言ってしまう人は、結論をいうと、
結局その人(この場合は上司)の能力不足であることが多いです。
 
人の、とりわけ問題でもないちょっとした弱点を大げさに言って、
相手の価値をなんとかして下げようとしています。
 
 
相手の価値を下げようとしている人の目的、
それは「主導権を握れる」ということにあります。
相手の価値をなんとかがんばって自分の価値よりも下げることで、
自分にとって生きやすい世界を作れると信じているということでもあります。
 
 
こういう人が近くに居ると、大変です。苦労します。
なぜなら、自分ががんばって手に入れた感覚やアイディアを、湯水の如く奪っていくからですね。
感覚が奪われていくとどうなるか、人間はロボットに近くなります。
感情をセーブして毎日を過ごさなくてはなりません。
こういう時期は、世界が灰色に見えたりします。
 
 
僕が問題に思うのは、
本当はものすごく能力が高い人なのに、
そういったことから自信を無くしてしまっている方が、あまりにも多い
ということです。
 
 
1960年代に行われた、ある実験をご存知でしょうか。
グループに分けたそれぞれの犬に、電気ショックを与えて、その後の行動を見るという実験です。
Aのグループは、レバーを鼻で押すと電気ショックを止められる箱に入れられ、
Bののグループは自分で電気ショックを止められる手立てが無い箱、
Cのグループは電気ショックを受けない箱。
 
各グループのそれぞれの犬は、これらの箱に入れられ、AとBのグループ電気ショックを与えられます。
Aのグループの犬は、電気ショックを与えられると鼻でレバーを押し、ショックを回避できます。
しかし、Bのグループはなすすべなく、ただ苦痛に耐えることを強いられます。
 
実験の結果、Bのグループの犬は、「自分から積極的に電気ショックを回避しようとしなくなった」と言います。
つまり、「苦痛にさらされているうちに、苦痛から逃れる努力すらしなくなった」ということです。
 
 
これは学習性無力感というのですが、人間にも当てはまります。
つまり、ストレスから逃れられない状況が続くと、ストレスから、積極的に逃れようと思わなくなるということです。
 
勘の良い方ならお気づきかもしれませんが、これは問題です。
せっかく輝ける可能性があるのに、足をひっぱる誰かのせいで、輝くことすら忘れてしまうということが実際にあるのですから。
 
 
だから、もし職場で「コミュニケーション能力が低い」とか「お前は何もわかってない」とか言われても、決して気にする必要は無いと思います。
そもそも、コミュニケーション能力という言葉の意味自体があやふやで抽象的なものです。
 
 
相手を否定して自分の価値を保とうとする人の奴隷になる必要はないということです。
 
 
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