「うわあ、またサイトが飛んだよぉ。」
「せっかく目標のキーワードで検索結果を独占しようと思って、
SEOの秘法とか、
SEOの究極の話とか
SEOあれこれとか
SEOでお困りなら
とか、ちゃんとSEOって言葉を詰め込んでサイト作ったのによぉ~」
「がっくし」
「おこまりですかいな?」
「ん?こんな時に誰か来たか?」
「パンダですやん」
「パンダ?」
「そうや?パンダや。」
「その、パンダさんが僕のところに何か御用ですか?」
「何もかにも、あんたがワシを呼んだんやないかい!」
「あんたががっさりと似たようなコンテンツばっかり作りよってからに、掃除するのが大変やったんやで。」
「ええっ、ちょ!」
・
・
・
「で、あなたがその、パンダアップデートの担当、パンダさんですか。」
「いかにもパンダやで。」
「そうなんですか。で、パンダさんは僕のところに何しに・・・」
「あんたがしょーもないコンテンツわんさか作りよるから、
掃除したったんや!人の仕事増やしやがってどないしよるねん」
「(こいつ、関西弁だ・・・。)
あのう、パンダさんは関西の方なんですか?」
「ちゃう。アメリカから来た。Googleに雇われてんねん」
「(うおっ、関西の人じゃないのに関西弁つかってる!
一番関西の人に嫌われるパターンやん。そして僕も関西弁移ってる!)
そうなんですか。GoogleってあのGoogleですか?」
「せやで。マットカッチャンとこのGoogleや。」
「(うお、なんかマットカッツ氏のこと変な愛称で呼んでる!)
あの、それと僕が似たようなコンテンツをたくさん作るのは、
何か関係があるんですか・・・?」
「あるにきまっとるがな!
最近なんかしらんけどな、アフィリエイター名乗る人間が
似たようなサイトをあほみたいに作るねん。
でもな、結局似たようことしか書いてないから
大事そうなものだけワシの方で選んであとは捨ててるねん」
「(まじか。今朝僕のサイトが消えたのは、このパンダのおっさんのせいなのか・・・?)
そうなんですか。
僕のサイトが今朝消えたのもあなたの仕事ですか?」
「それはわからん。ペンギンもおるからな。
ワシはとにかくいらなそうなもん消してるだけや」
「・・・。
(さっき僕のサイト消した言うたやん)」
「あの、質問いいですか?
僕のサイトが消えた理由が知りたいんですが・・・」
その前にお前、質問に質問で返してわるいんやけど、
お前自分とこのコンテンツ、どう思われてるか、わかってるん?
「・・・。
(んなこと考えたこともなかった・・・)
さあ、どうでしょうね?」
「あんたがこの前作ったサイト、
【SEOの秘法】
【SEOの究極の話】
【SEOあれこれ】
【SEOでお困りなら】
・・・。
センスのかけらも無いねん。」
「・・・。」
「あっ、また似たサイトだ。また同じサイトだ。
違うキーワードで引いても同じサイトだ。
そう思われてんねんで?
せやから、そんなサイトを見つけたらぶっ飛ばして整理するのがワシらの仕事や」
「うっ、なるほど・・・。
(なんか突かれたくない、いやーなことを言われている気がする・・・)
でも前のGoogleは、キーワードはなるべく左寄せにした方が良いって、
そう習いましたけど・・・?」
「ぎゃはははは!マジで言うてんのそれ?
あんた化石みたいな人やな!
それ今から5年か10年くらい前の話やで。」
「(急に笑い出して、失礼な人だな・・・)
そうなんですか?でも、昔のグーグルだったらそれでも上位表示されたじゃないですか。
むしろ、タイトルにキーワード以外のものを含めると逆にキーワードが薄まるって聞きましたけど」
「それは、まだ、Webサイトがあんまり多くなかった頃の話や。
今ではあんたらみたいなアフィリエイターが金儲けのためだけに、
しょうもないサイトを沢山作るやろ?
毎日同じようなサイトが生まれるからこっちとしても整理せなあかんねん。
だからキーワードだけでタイトルを作っている記事なんて最悪やで」
「まじすか。」
「だって考えてもみいや。検索ユーザーからしたら
・SEOの話
・SEOの秘密
・SEOのあれこれ
とかそんなタイトルが検索結果に並んだところで
何書いてあるかわからんやん。
そんなサイト、誰が興味持つねん?
そんなサイト、表示させたって意味ないねん」
「なるほど・・・。
じゃあ、どうすれば良いんですか?」
「せやなぁ。
もう少し面白そうなタイトルに、まずは変えてみたらどうや?
俺らも、面白そうなサイトやったらそう簡単には消せへんねん。」
「なるほど。
でも、面白いタイトルの例が浮かびません。
どうすれば良いですか?」
「んなもん自分で考えろやドアホ!
俺はあんたらが作ったサイトを評価してるだけや。
アドバイスまではやってられへん。」
「なるほど・・・。
(そしたら、パンダに睨まれないようにするためには、
【面白いコンテンツタイトルをつけるようにする必要がある】ということだな・・・)
でも、面白い、面白くないってどうやって判断してるんですか?」
「・・・。
そらお前、フィーリングやろ?
時代の流れとか。」
「(フィーリング!? 時代の流れ!?何言ってるんだこの人は・・・)
じ、時代の流れですか・・・?」
「せやで、面白いサイトは、何かと話題になるもんやからな。
そういうサイトは消されへんねん」
「面白いサイト・・・?話題?
どういう意味ですか?」
「どうもこうもあるかい!そのまんまの意味や!
面白いサイトやったら勝手にリンクが入るやろ?
そういうのはペンギンから連絡があるねん。
ええサイトやって。パンダも見たっといてって。
まぁ、おかげさまでその時ペンギンが許しても、
あとで俺がゆるさんサイトも出てくることもあるけどな!」
「(なるほど。この人はペンギンと連携して仕事をしているのか・・・
リンクが入った時に、サイトのコンテンツの再査定が行われることもあるのか・・・)
「なるほど。そしたら面白くないかどうかは、
基本的にユニークなリンクが入ってるかどうか、が重要なんですか?」
「なにその質問。言うけどな、
そんな質問が出てくる時点で
あんたのWebサイトぜんぜんおもろないで?
面白いサイトっちゅうんは、そうやなぁ。
唯一無二。ロマンがあるサイトやな。」
「(唯一無二?ロマン・・・?なんだそれ・・・)
唯一無二ってどういう意味ですか?」
「アホかお前!したらお前は、彼女何人も作るんかいな?
違うやろ?ひとりやろ基本。そういうことやで。」
「うーん・・・(なんかわかったようなわからないような・・・)」
「唯一無二っていうのは、まあなんていうかなぁ。
それ1つが全てみたいな、そういう存在のことや。
何回も出るキラカードにあんまり価値感じへんやろ?」
「たしかに。」
「あんたの実家は1つしかあらへんやろ?
サイトもそれでええってことやねん」
「うーん、なんとなくわかったようなわからないような・・・」
「ええい頭固いやっちゃなあ。」
「(拉致があかない。ええいこの際聞いてしまおう)
たとえば、この文章はどうですか?パンダさん的に。」
「クソ」
「なんでですか、ちゃんと人が書いた文章ですけど・・・」
「こんなもん、SEOが他の言葉に置き換わっても意味変わらんやんけ。
こういうの一斉置換可能なテキストって言うんやで。
だいたい、どこのどいつがこんな文章書いてるんや。文章に全く魂がこもってない。
どっかから拾ってきただけのようなことばをいけしゃあしゃあと並べやがって。」
「なるほど・・・」
「これなら幾分かマシやな。
まあでもリンク入るかっちゅーたら微妙やな。
っていうか短い。文章が。これじゃあ面白いもへったくれもない。」
「なるほど。
具体的に何文字くらいのサイトなら、あなたに認められるんですか?」
「んなもん、自分で考えーや!
っていうか、お前、そもそも文字量でコンテンツの面白さが測れると思ってんの?」
「いや・・・でも目安的に・・・」
「っていうかお前、10分の漫才は面白いですか?って聞くか普通。
今の質問はそれと同じ質問やで。
どう考えても重要なのは中身やろうが!」
「10分かけてもクソな漫才はクソやで。
むしろ時間取らせやがってって怒りがわいてくるで。」
「・・・
(漫才を例に出してきやがった・・・)
うーむ。。
(でも、実際のところ、まだまだ残ってるコピーコンテンツはあるよな・・・。
それについてはどうなんだろう。)
でも、実際のところ、まだコピーっぽいサイトとか、
中身が薄いサイトが残ってたりしますよね?あれはどういう意味なんですか?」
「あいつら増えるのが早すぎるねん。パンダおいつかないねん。ちょっとくらいは許して欲しいねん。」
「・・・
(なんなん!)
あれらはどうなるんですか?」
「し、しらんがな!ワシらもがんばってるってことだけ伝えとくや!
まあでも、あれやん、だめなものがあるから、よいものがもっとよく見えたりするわけやん?
それじゃあかんのん?」
「だったら俺のサイト消すなし」
「じゃかましいわアホ!
あんたはこの機会にもっとおもろいサイト作って見返したるとか思わないんかい!
あんたそんなこと言うてたら、いつまでたってもSEOで成功せえへんで。
なんてったって似たようなサイト同士は片方消して片方残すのが今後のGoogleの方針やからな!がっはっは!」
「・・・
(むー。自分のことを棚にあげて何かとうるさい人だ・・・。でも謙虚さが大事って、
何かの本に書いてあったから、従うことにしよう・・・)
そうですね。もっと良いサイトを作らないとと思いました。」
「おっ、今の自分ちょっとカッコええな。ちょっと成功しそうな奴に見えてきたで。
ちなみにここまで読んでくれた画面の前のあんたにも感謝や。」
「(おおまじか。そしてみんなにもお礼するなんてちゃっかりしてるな。)
ありがとうございます。」
「まぁ、だからロマンや。それでええんや」
パンダアップデートって何なのさ?
どうもです。タックンです。
上記、脚色も加えながら、いろいろとお話してみました。
アフィリエイターの皆様は、パンダアップデートについて、どう感じますか?
パンダとは、似たようなコンテンツが何個も検索エンジン上に表示されてしまっていないか、
チェックしているアルゴリズムです。
要は、Googleは似ているサイトを1つだけ残し、
あとのサイトははじいていきたいと、今後は考えているみたいです。
アフィリエイターは、かけられる手間と、労力へのリターンから、
似たサイトを量産しがちですが、
これに対してGoogleから軽く「待った」がかかっている状況です。
(それでも、結局ホワイトでもアルゴリズムが誤作動することがあるので、
それならば数で勝負と、あえてこの戦略をとるアフィリエイターさんもいらっしゃいます。
これはこれで、売上がたつならOKだと思います。)
最近になって割と感じるのは、
どこかのサイトを参考にして、安直に、水増し的に作ったコンテンツや、
タイトルが弱い記事などが、どうも、
パンダアップデートによってペナルティを受けている可能性を感じることがあります。
特に、例文にも出てきた「SEOの秘密」とか「SEOのあれこれ」とか、
とりあえずSEOで表示させたいからという理由で、
タイトルの左端に目標のキーワードを埋め込んで、記事を作るのは、
今後はペナルティの対象になってきそうです。
昔は、左詰めの方が、逆に「キーワードが濃い」と判定されているようなフシもあったのですが、
最近だとそうではないみたいです。
それよりも、最近のGoogleは、常に、ユニークな情報、新しい情報、
面白そうな情報を優先的に表示させたいと考えているようです。
逆に、タイトルがユニークなもの。引きが強くて面白そうなサイトは、
検索エンジン上からもクリックが入りやすく、結果「有意義なサイト」と認識されているケースが増えているような気がします。
「面白そうなサイト」の指標は、噂では、
ページ滞在時間と、オーガニックリンクの入り方が重要(ペンギンアップデート参照)と言われていますが、
今のところ定かな情報はありません。
ちなみに、パンダにひっかからないページヴォリュームですが、
一部のアフィリエイト塾などでは、サテライトサイトは1000文字以上が基本、
みたいに謡っているところがありますが、
僕の場合は、もうテキスト量は
詰め込めるだけ詰め込むで良いのかなと思っているところがあります。
パンダも言っていましたが、文字数で判断するのは
あんまりクリエイティブ(創造的)な作業とは言えないからです。
Googleは機械的なテキストやコンテンツよりも、
創造的なコンテンツを求めているような気がしますので、
メインサイトについては、やっぱりしっかりと記事を書くことに、越したことは無いと思います。
もし、サテライトサイトとして運用する場合で、
被リンクの効果だけあれば良いという考え方でしたら、
最低300文字以上からでもリンクの効能はあるみたいです。
まぁ、いずれにせよ、SEOは集客経路のひとつであり、
それが全てだと思ってしまうと、アルゴリズムのアップデートのたびに不安を抱えることになります。
Googleとの付き合いはほどほどに、ほったらかしでも成果がでるようなアフィリエイトサイトを、
アフィリエイターは作っていきたいものだなと、僕個人としては思います。
パンダに引っかからないためにはどうすれば良いか?
これは、先にも書いたとおり、面白そうなサイト、
言ってしまえばだれにも似たようなコンテンツを作れないようなサイトを作る必要がありそうです。
ただし、そういったサイトはもちろん手間もかかりますし、
外注して作成するなら、その分のコストもかかります。
そして、必ずにも面白いサイトが検索エンジン上で上位表示されているかと言えば、
決してそうではない現象も、タックンは目撃しています。
ちなみに最近のハミングバードアップデートでも、
ホワイトな運営をしているのに順位が下がってしまったという報告も聞いています。
つまり、アフィリエイターとしては、
うまいこと検索エンジンと付き合いつつ、
上手いこと利益が出る落としどころを探らないといけないというのが、
今の現状みたいです。
「せやからロマンやて」
「うるさい。」
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