「まいったなぁ~。また飛ばされちゃったよ~。
せっかく、10位以内に入ったから、勝負だと思って、
アンカーテキストリンクばら撒いたのに飛ばされちまったよ~」
「なんでかなぁ、、、がっくし」
「お困りかね?」
「ん、あなたは!?」
「ペンギンである」
「ぺ、ペンギンさん!?なんでこんなところに・・・!?」
「わたしはいつでもあなたを見ている」
「はあ・・・」
「あの、、僕のサイト、落ちちゃったんですけど、
あなたが何か知ってたりするんですか?」
&
「お前のサイトへの被リンクを調べた結果、怪しい被リンクが多いサイトであると判断した。
これはペナルティだ。」
「なるほどぉ・・・」
「で、なんでペンギンさんがこんなところに・・・?」
「いやぁ、最近のブラックハットSEO業者のリンクは目に余るものがありまして・・・」
ペンギンは急に雰囲気を変えながら、
現在のGoogleSEOの状況を話してくれた。
「なるほど。現在のSEOには被リンクが重要な要素を占めているからという理由で、ランキングを操作するために過剰なほどのリンクを送っている人が多いと?
そういうことですね?」
「はい。そうです。
例えば、アンカーテキストリンクが良いからと言って、過剰なくらいにアンカーテキストリンクを置かれたりすると、もっと他に内容が充実しているサイトがあっても、上位表示されちゃうみたいで・・・
でも、、それだと検索結果が適正にならないので、導入されたのが私です。」
「ああ、こんなんですよね。」
「未だにフッターエリアとかで、こんな感じでリンク置いているサイトを見たりしますよね。」
「はい。そういうのですね。
こういうのは、クローラー的には、クロールする時にそのページのキーワードがわかりやすいんで良いんですけど、
たとえばフッター下とかにそういうのを置くのは、ユーザーには関係ない話ですよね?」
「うーん、たしかにそうかもしれませんね。」
「はい。なので、そういうリンクのポイントを下げたり、無効化したりするのが私たちの役目なんです。」
「なるほど。でも、未だに外部リンクは検索結果に有利に立つために重要ですよね?
なんでもかんでも無効化するのは、さすがによくないと思うんですけど、その辺はどうなんですか?」
「それはそうかもしれません。でも、元々Googleが、サイトの順位に外部リンクの指標を持ち出すようになったのは、
『意義深いサイトであれば、自然とリンクが集まるはず、そういうサイトはやはり優先的に表示させるべき』という考えからなんです。
別に、サイトオーナーが勝手にランキングを操作するために作ったものではないんですよ。」
「なるほどぉ。(くっ、耳が痛い・・・!)」
「ちなみに、昨日とんだこのサイト(リンクを送った瞬間に飛んだサイト)は、復活する可能性はあるんですか?」
「うーん、厳密には機密事項なので言えないんですけど、怪しいリンクを削除してもらえたら復活する可能性はあると思います。」
「・・・
(怪しいリンク・・・?全部自作自演だから何が怪しくて何が怪しくないかわからん。)
それは例えば、直前につけたリンクを外せばOKということですか?」
「そうとは限りません。最後につけたリンクがきっかけになって、私が見回りに行っただけですので。
そのサイトについてたリンクを全て見直した結果、やっぱり下げとこうと判断することはあります。
その場合は、最後についていたリンクどうこうの問題じゃないですね。(注1)」
「・・・
(バレたらおしまいということか。)
でも、それだと、原因の切り分けが難しいし、原因の特定ができなかったら、
もうそのサイトは捨てて新しいサイトを作るしかなくなります。
それで良いんですか?」
「別にいいんじゃないですか?
ちなみに、何も落ちるのは外部リンク要因だけじゃないですよ。
Google的には、基本的に、あんまり情報が入っていないサイトを、長いこと上位表示させるつもりは無いみたいですから。
どうせ作るなら、誰にも真似できないような、最高のコンテンツを作ればいいんじゃないですか?
そしたら私たちは文句言えませんし・・・」
「・・・
(ばっさり切ってきやがった・・・)
そしたら、質問を変えましょう。
昨日落ちたサイトはどうすればリカバリできるんでしょうか?」
「どうしたらリカバリできるか、の質問の前に、
そのサイトには、
本当にユーザーが求めている情報が入ってたんですか?
入ってたんなら、自然とリンクが着いてると思うんですが…
今の時代、良いコンテンツだと思ってもらえたら勝手にツイッターとかでつぶやかれるはずだし、
はてなブックマークにも登録されると思います。facebookで話題になる可能性だってあると思います。
私、そういうサイトの順位はあまり落とさないですけど・・・」
「・・・・
(ぐうの音もでない)
そしたら、ユーザーが求めている情報をなるべく盛り込んで、
ソーシャルブックマークにもバイラルされるようなコンテンツを盛り込めば、
いつかはリカバリできる可能性があるということですか?」
「それはあるかもしれません。」
「なるほど。。
ちなみに、さっき、質の低いリンクは無効化するとか仰いましたけど、こちらとしても希望してないのに、低品質なリンクを送ってくる人が時々居るような気がします。
こういうののせいで、僕のサイトが落ちたらたまったもんじゃないんですが、
その辺はどうお考えですか?」
「Googleがリンク否認ツールというものを設けているので、
それを利用してみてください。」
「なるほど。ちなみに、わざと質の低いリンクを送って、ライバルサイトを蹴落とせる可能性もあるんですか?
質の低いサイトで上位表示されてるサイトとか、狙われることがあるような気がします。たまにこれを、ネガティブSEOとか言ったりするみたいですが。」
「その質問には答えられません。」
「・・・
(ネガティブSEOには否定も肯定も無し・・・と・・・)
なるほどですね。
ちなみに、昨日飛んだ僕のサイト、最後につけたリンクがきっかけと仰っていましたが、
リンクのアンカーテキストに閾値みたいなものがあると思っていいんですか?」
「その質問も、ちょっと答えづらいですね、、
ただ、基本的には全部同じキーワードのアンカーリンクは、ちょっと不自然だと思います。
普通、紹介したいサイトのリンクを張る時って、「SEO」とかいうアンカーリンクではあんまり張らないですよね?
だれだれのSEO情報はコチラとか、
もしくは、
面白いSEOの情報はココ!
http://www.omosiroseo-xxxx1234.com
みたいな感じで、
別にキーワードを含めずにURLだけで張ることもあると思います。
偏っているアンカーテキストはやっぱり不自然だと判断します。」
「それはたとえば、
キーワードそのままのアンカーリンク:キーワードを含めたアンカーリンク:キーワードを含めないアンカーリンク
が、4:3:3くらいならセーフってことですか?」
「それも答えられません。ていうか、そんなこと聞いてどうするんですか(怒)
Googleはそもそも自作自演のリンクを推奨していません。注2」
「(うう・・・怒られた・・・、
でも怒ったってことは、もしかしたら図星か・・・?(`▽´))
いや、念のため確認をしたいと思ったのです・・・お気を悪くされたならすみませんっ」
「ですので、できればオーガニックなリンクを集めるように努力して欲しいです。」
「はい。。わかりました。
(まぁ、全てがオーガニックとはいかないけど、そういう努力も今後は必要かもしれないなぁ・・・)」
「では、私はこの辺で失礼しますね。そろそろ行かないと、また誰かが作った変なツールが変なリンクを打ってたりしますので」
「おお、そうなんですか、、大変そうですね。
もしツールなど、自作自演でリンクを打つときはペンギンにばれないように気をつけないといけないということですね。」
「ん?なんか言いました?」
「いえ、なんでもないです!今日はありがとうございました。またお話聞かせて下さい!」
「はい。では失礼します。」
ペンギンアップデートの簡単な解説
どうもです。タックンです。
上記、脚色も加えながら、いろいろとお話してみました。
SEOに関わる方であれば、1回は聞いたことがあるペンギンアップデート。
時々SEO業界で騒がれては、話題になるペンギンアップデートです。
まぁ、言ってしまえば、ペンギンアップデートとは、リンク周り、
外部リンクの信憑性を再確認するためのアップデートと言っても良いかと思います。
で、この外部リンクの信憑性についてですが、
結局のところ、Googleはオーガニックなリンクを評価したいと考えているということでもあります。
オーガニックなリンクというのは、自然につくリンクということです。
しかし、ここで難しいのが、
「どんなリンクは自然なリンクで、どんなリンクが不自然なリンクなのか?」
という点だと思います。
これ、非常に難しいです。
なぜかというと、その指標はGoogleが勝手に決めることだからです。
ただ、まるっきり自作自演リンクを否定してしまうと、
アフィリエイターとしては上手く自作自演をしているライバルサイトに勝つことはできません。
なので、アフィリエイターが持つスタンスとしては、
「基本的には、サテライトサイト等からの自作自演被リンクで、上位表示を目指しつつ、
順位が上がってきたタイミングで、(アクセスが出てきたタイミングで)リンクベイト系のコンテンツを投入し、
オーガニックなリンクを集める」という戦略が、今後は有効になってきそうな気がしています。
また、全く別の考え方として、
ライバルはまだ少ないけど、需要がありそうなキーワードを積極的に狙っていく
ということも重要になってくると思います。
こういったキーワードの場合は、最低限のSEOさえ行っていれば、記事をアップするだけで、
充分に上位表示をさせることはできるはずです。
まだまだ手すきのキーワードはいくらでもあります。
ちなみに、どうしてもペンギンアップデートからのリカバリができないという方は、
「たった43ページのSEOマニュアル」や「賢威テンプレート」に付属しているSEOマニュアル等を購入してみることも検討されてみてください。これらのマニュアルは、実際に僕も購入しておりますし、これからの時代、SEOを一通り学ぶことは絶対に損ではありません。また、既にペンギンアップデート、パンダアップデートに対策済みのテンプレートもついてきますので、ライバルよりも比較的楽にSEOをかけられる可能性もあります。
結局のところ、Googleのアルゴリズムは日々変わるので、「完璧なSEO」というのは、そもそも存在しないのですが、
でもネットビジネスをやるからには、SEOの存在は避けて通ることはできません。
上手にアルゴリズムと付き合って、上手く集客経路として、役立てていきたいものですよね。
※この話はフィクションです。
※1これはタックンの憶測です。でもたぶんそうじゃないかなーと思っています。
※2Googleは自作自演を推奨していないとは言え、SEOはライバルとの戦いでもあるので、自作自演が全くNGかといえばそこは難しいです。
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泣いて喜びます。
14年10月26日追記
ペンギンアップデート3.0についての記事を書きました!
アフィリエイター目線になりますが、今後のSEO戦略について書かせていただいています。
よろしければご確認ください。<(_ _)>
・ペンギンアップデート3.0、対策と傾向について
http://takkun-business.com/seo/penguin_update3_2014/2441/